すべてが退屈に変わるまで

記憶は消えるし記録も消えるけれど

2019.04.12・1

春からガラリと変わって軽井沢に引っ越した。

まだいろいろなことが新鮮で、それがなんでもなくなった時ようやくこの生活に慣れてきたことになるのだろうなと。

 

そんなわけで心機一転。これまでのブログを消してしまって新しいブログに。

愛着のあった金沢を離れての新生活は現時点では居心地も悪くなく、ごはんももりもり食べている。

 

諸事情につき本を置くスペースが無いので今手元にある歌集は三井ゆき『空に水音』だけ。

あとは葉ね文庫で購入した同人誌[sai] vol.3と現代短歌大事典(普及版)と結社誌の未来3月号、4月号くらい。

歌集や歌書は徐々に増えてしまうことを見越しての結果だが、もうちょっと持ってきてもよかったかもしれない。

 

4年以上名ばかりの幹事をしてきた金沢の歌会・鏡の会も、今後は毎月の参加も難しくなりそうなので他のメンバーにそれぞれ役割分担をしていただき運営をおまかせした。

昨年あたりから自分がずっと仕切り続けることに少々の懸念があったのでちょうど良いタイミングだったとも思う。

超結社、歌歴を問わない自由な雰囲気のまま、きっと楽しく続いてくれるはず。

 

そんなこんなで先月の鏡の会の歌会は初めての欠席。わかってはいたけれど、どーんと寂しさが押し寄せる。

今ごろみんな会場に集まったかな。今日はどんな詠草が集まったかな。懇親会はサイゼだよね。

当然のようにほぼ毎月いた場に自分がいないという現実をきゅーっと胸の奥を絞られるような感覚で味わった。

結局、来月には連休を貰ってまた鏡の会に参加する。

でも、いずれは少しずつ離れていこうと思っていて、その代わり長野で友人たちと新しく歌会を作るつもりだ。この寂しさを原動力として。

 

    春キャベツはがしてちぎる一心に胸のつまりを日々へと焼べて